即興力は準備できるものもあるけれど、やはり場数を踏むのも経験に繋がります。元々振付しか踊れなかった私ですが、即興をするコツを学び、そこからたくさん挑戦してきました。
東京錦糸町にあるベリーダンスの聖地、シルクロードカフェでは定期的にイベントを開催しており、7月と8月と連続で出演させていただきました。私が音源のみで踊るより、生演奏や即興が好きなのを理解しているので、今回打ち合わせなしの即興で1演目ずつパフォーマンスをさせていただきました。
裏話:実は、2016/3/18のシルクロードカフェオープンしての第1回目のベリーダンスイベントは、私ともう1人のベリーダンサーが出演しました。当初まだまだヒヨッコダンサーの私は連絡来た時びっくり&嬉しく、今でも誇りに思っています。その時からなので付き合いも長く、好みや踊りのスタイル、そして私の成長も見てきてくださっています。奇跡的にフライヤー見つけて嬉しかったので載せておきます。
音楽を奏でている間好きなタイミングでダンサーが入りパフォーマンスをする、というノープランのドキドキなショー。お客様にもそのドキドキが伝わったと思います。
ノーミーティングの生演奏の時は、ミュージシャンとのアイコンタクトを大事にしています。言葉がなくてもなんとなくその後どうなるかが分かるからです。不思議。rüsvaのお2人とはたまに踊りでリードさせてもらいながらパフォーマンスを楽しませていただきました。
その2週間後には次のシルクロードのイベントへ。今回はアバン・プログレッシヴ・ロックバンドの烏頭(うず)さんと。激しいジャズ、みたいなイメージでした。名前に「烏(カラス)」が入っていたので、取り敢えず持っているもので鳥になってみました。
飛び入り参加したタイミングの曲が最高に難しく、でもそれがまたチャレンジングでかなり集中して楽しみました。踊るの難しかったなぁと終わってから話しかけると、まさかの3拍子のシンコペーション(アクセントの位置をずらして独特な音楽にすること)でした。踊るのは難しいだろうと思って組み込んだ演目だったようで、ダンサーが出てきてびっくりしたそう。良い経験になりました。
シルクロードカフェは私の原点。長年色んなことにたくさん挑戦させてもらっていて、私もシルクの成長を見てきて発展を見れて嬉しいです。
生演奏+リハなしの即興はかなりチャレンジングですが、例えば音源を先にもらっての生演奏だったり、音源の即興だったりでももちろん経験になります。ダンサーにはチャンスがあれば、怖がらずに即興のspontaneity (即興性や計画されていな自然で直感的な表現) を味わってダンスを磨いていって欲しいです。