作品の作り方

最近作品を作る時は、構成から始める。3人なら3人で作れる全てのフォーメーションの種類を書き出し、曲の流れを見ながらフォーメーションや全体の流れを決める。それからセクションごとにどんな踊りにしたいかを決めて、そこで初めて振り付けを作っていく。

1月用のガーネットのトリオパフォーマンスはそんな感じで作ったら、構成決めに数時間、次の日に一気に振り付けを作り終えられた。こんなに早く振り付けを終えられたことに自分でもびっくりしたけれど、なかなか面白い作品ができたと思う。海外のベリー仲間に背中を押されて、最後はスタジオで撮影をして作品として残すことにした。

Belly Dance Lovers vol.2 写真: 北田正明

漠然と曲の頭から隙間を埋めるように振り付けを作るより、イメージを先に決めてから作った方が断然早い。早ければいいというものでもないけれど、ママ業もしている私には時間は有限ではないので、大切なこと。

ソロ用の振り付けを作る方が難しく感じる時もある。フォーメーションや動きの時差などで変化をつけられないからだ。でもワークショップや通常レッスンなどで求められるのはソロ用なので、どうやって観客を楽しませられるか、何を見せたいかを常に考えながら作っている。

2月某日にガーネットの家族にサポートしてもらいながらスタジオで撮影した。5分の作品を満足に撮り終えるのに3時間くらい踊り続け、撮り続けた。色々なアングルで撮ったり、間違えたところを撮り直したり、3人しかいないのにいいものを撮るのはとても大変だった。

そのデータをもらって編集は自分で。いいアングルなのに背景が、とか、間違えちゃってる、とか色々あり、編集も簡単ではなかったが、良いカメラで撮ってもらったので素敵な動画に仕上がったと思う!是非見てみてほしい。

妊娠中に2度依頼を断っていたロシアのオンラインショーがたまたまこの時期に開催されるのを見つけて、こちらから連絡して動画を流してもらった。リアルショーが増えてきたのでオンラインは減ってきているが、それでも知らなかった海外のダンサー発掘するのも楽しかったので、機会があればこういうのは積極的に観覧してみてほしい。

誰かの作品作りの参考に、少しでもなりますように…

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